ハンマー投げの世界










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ハンマー投げの世界



■世界を制する技術『倒れ込み』!



↑(上)の写真のように
体が倒れ込むことで、
(下)の写真のように
体が起きている状態よりも
体の回転半径が大きくなる!

■7キロをこえる鉄のかたまりが宙を舞う!
ハンマー投げは、数ある陸上競技の中でも最もダイナミックな種目である。
そのハンマー投げについて紹介してゆきます。
■『ハンマー投げ』のルーツ
■ハンマー投げのルーツは、紀元前までさかのぼるといわれている。
木製の柄が付いたハンマーが、ピアノ線に、金属球に変わっていきながら、現在の競技の形になりました。
 五輪では、第二回のパリ大会(1900年)から正式種目となり、2000年シドニーでハンマー投げ採用100周年を迎えた結構歴史のある競技なのだ。(シドニー五輪から女子のハンマー投げも正式種目となりました。)
 現在の世界記録は、旧ソ連・セディフ選手の86メートル74センチ。
もちろん日本記録は我々が応援する室伏広治選手の84メートル86センチ
(2003年6月29日プラハ国際)である。
■ハンマー投げってどんな競技?

■「重いモノを、誰よりも遠くまで投げてみたい!」。そんな人間の純粋な欲求を表現したのがハンマー投げ!
 重さ16ポンド(7.26キロ)の金属球が先端についたワイヤーを、直径約2.1メートルのサークル内で回転し、加速させ、放り投げるダイナミックな競技。
■世界を制する技術『倒れ込み』!

■世界の有力選手のは、110キロ以上の体重があるのが普通です。
その中で体重90キロ台の小柄(!?)な室伏選手が世界と対等に渡り合うために必要な技術が『倒れ込み』!


ハンマー投げの常識を覆すこの必殺のテクニックとは?
■『倒れ込み』は、同じくハンマー投げの選手だった広治選手の父・重信氏が、外国選手との体格のハンデをカバーするために習得した技術です。 ハンマーを遠くに投げるためには、ハンマーの先端のスピードアップが不可欠。重信氏は、その解決方法として、体を後ろに傾け、体の回転半径を大きくしようとした。これによりハンマー先端の遠心力が増し、それがスピードアップにつながる。重信氏は、当時の日本記録75メートル96センチを樹立。そして、重信氏がこの技術を広治選手に伝授した時から広治選手の快進撃が始まった!『倒れ込み』は、世界で室伏親子だけが出来る超高等技術なのです!!

■父・重信氏は、72年ミューヘン、76年モントリオール、80年モスクワ(日本は、不参加)、84年ロサンゼルスと、4回も五輪の日本代表に選ばれている。その中でもミューヘン大会では8位になっており、日本人で初めて70メートルを越えた選手だったのです!アジア大会では、16年間に渡ってハンマー^投げ5連覇を達成し、『アジアの鉄人』と呼ばれました。 その時の重信氏の日本記録、75メートル96センチを破ったのが広治選手だった。 
 父・重信氏は、40歳台まで現役で活躍したアジアの鉄人。広治選手の試合会場には、ほとんどといって良いほど重信氏の姿を見ることが出来ます。

■ハンマー投げの歴代記録
ハンマー投げ世界記録
1 セディフ(ロシア)         86メートル74 1986年 
2 イワン・チホン(ベラルーシ)   86メートル73 2005年 
3 リトビノフ(ロシア)        86メートル04 1986年
4 ワディム・デビャトフスキー   84メートル90 2005年
5 室伏広治             84メートル86 2003年
6 アスタプコビッチ(ベラルーシ) 84メートル62 1992年
7 ニクリン(ロシア)         84メートル48 1990年
※ロシア選手はいずれもソ連当時の記録

 86m台の記録はこれまで、セディフの3回とセルゲイ・リトビノフ(旧ソ連)の86m04、2005年7月3日イワン・チホン(ベラルーシ)の86m73の5回だけ。85m台もセディフが5回とリトビノフが2回投げているだけ。広治さんは現在歴代4位の記録
である。


2005年7月3日、陸上男子ハンマー投げの2003年世界選手権覇者、イワン・チホン(ベラルーシ)が、 世界記録にあと1センチと迫る世界歴代2位の86メートル73をマークしたことが6日、 分かった。ベラルーシのブレストで2日から4日まで行われた同国選手権で記録した。

アテネ五輪金メダリストの室伏広治(ミズノ)のライバルでもあるチホンは、
室伏が持つ現役選手最高(84メートル86)を大きく上回った。

チホンは3日の同種目に出場。3投目に84メートル80を投げて自己最高を更新すると、 最終6投目で86メートル73の大投てきを披露し、ユーリ・セディフ(旧ソ連)が1986年に 出した86メートル74の世界記録に肉薄した。


■ハンマー投げについて更に興味のある方に
ハンマー投げに興味のある方、ハンマー投げを競技している方には、おすすめです。

■きょひぃのホームページ

■ハンマー馬鹿サイト